お客様からのお問い合わせの多い、お墓に関するご質問とその回答をご紹介します。
「お彼岸」ってなに?
お彼岸とは、私たちが住む現世(此岸:しがん)から向こう岸にある浄土(彼岸:ひがん)に渡る為の修行を行う期間とされています。お彼岸は、春と秋の年2回ありますが、春分の日と秋分の日前後3日間を合わせた1週間をいいます。この7日間は毎日先祖供養をします。季節の変わり目であるこの時期におはぎをお供えしますが、昔はおはぎは庶民にとって大変なご馳走でしたので、それを先祖に供えてたくさん食べさせたい、という願いがこめられていたようです。
墓地に税金はかかるの?
簡単にご説明しますと以下のようになります。
◎ 所得税・・・必要ありません。
◎ 相続税・・・必要ありません。
◎ 消費税・・・必要ありません。(但し、墓石工事代には必要です)
このように、墓地を取得する場合に税金は一切かかりません。お墓は被相続人が分けて相続する一般財産とは異なり、祭祀を行う一人だけが受け継ぐことになっています。このような財産を「祭祀財産」といいます。また、仏壇や位牌も「祭祀財産」に入るため、税金はかかりません。ですから親が寿陵(生前建墓)をしておけば、相続税がかからない分、かなりの節税対策になります。また、墓地は税金控除の対象になりません。但し、法人等で取得した場合には経費として認められます。
御影石でお墓を建てましたが、石の寿命はどのくらいありますか?
御影石の耐用年数は、半永久的と言ってもいいでしょう。御影石は兵庫県の御影町で算出した本御影石の花崗岩が語源となりました。花崗岩は非常に硬く、風化作用にも強い為、現在のお墓に多く使われています。しかし御影石にも弱点があります。硬いが故に御影石どうしをある程度の強さでぶつけると簡単に欠けてしまいます。ですから墓地のお掃除等で花立、香炉などを動かす時には注意が必要です。また、もう一つは火に弱い事です。法事などで香炉に入れた線香は燃えすぎると約1000℃近くにも達するので、これに冷たい水などをかけると香炉自体に亀裂が入ることもあります。以上の事に気をつければ半永久の耐久性を確保できるでしょう。
遠方に引っ越す為、今ある墓地の転売等は可能ですか?
墓地の場合には、購入したのでなく、あくまで永代の使用権を取得したになりますので転売は出来ません。不必要になった墓地をさら地戻し、墓地管理者に無償返還しなければなりません。
お墓を建てたのですが、まだ焼骨がありません。お墓をそのままにしておいて良いのでしょうか?
特別な決まりはありません。しかし、墓地を取得し、初めて建墓した場合にはまだお墓に魂が入っておらず、正確な意味でお墓とは言えません。あくまで将来の為の建墓であればそのままにしておいて何ら問題はありませんが、寿陵(生前建墓)として先祖供養等をする場合には、まず墓石に魂を入れる開眼法要(入魂式)を行ってください。これは僧侶によってお経をあげ、仏様の魂を迎え入れることにより初めてお墓になるからです。
ペットと同じ墓に入ることはできますか?
残念ながら、いくらかわいいペットでも人間と同じ墓に埋葬することはほとんどの霊園で認められていません。ペットの想い形にするのであれば他の方法を御提案させていただきますので、弊社まで御連絡ください。
お墓にお酒をかけても大丈夫ですか?
生前にお酒が好きだった故人を偲んで、お墓にお酒をかけてあげたいと思われる方も多いのではないでしょうか?しかし、残念ながら墓石にはよくありません。お酒をかけた後がベタベタして、そこに埃が付着し、変色やカビの原因にもなります。どうしてもという方は、墓石の周りなどに撒くか、コップなどにあけてからお供えすると良いでしょう。また、スチール缶は錆が発生し、缶底の錆が墓石に染み込んでしまいますので注意しましょう。食べ物のお供えも、墓前に置いて帰ると、鳥の餌食になり墓石が汚れますので必ず、お供え物は墓所から持って帰るようにしましょう。
納骨室内が骨壷で一杯になったらどうしたらよいのですか?
遺骨を骨壷に入れた状態で納骨している場合は、納骨室に入れられる骨壷数に限度があり、満杯になってしまう場合もあります。こうした問題が発生した場合は、骨壷からさらしに遺骨を入替えて嵩を少なくする方法が良いでしょう。さらしは経年すると溶けて遺骨と共に土に還りますので、この方法が最良の方法であると思われます。
お墓を直したいけど予算が…。お墓の一部分だけをリフォームすることはできますか?
お墓は屋外で雨風にさらされているものです。時間の経過とともに汚れたり、石に傷がついたりする事もあります。そのような時には、お墓全体を新規に作り直さなくても、気になる部分だけをリフォームすることができます。
例えば・・・
お墓の傾きを直したい
花立を直したい
納骨穴が開いていないので開けたい
墓石の目地を直したい
墓石を綺麗にしたい
玉砂利をまきたい
などの様々なリフォームがありますので是非、弊社まで御相談ください。
リフォームによっては新しく作りかえなくても見違えるようになります。